MCP連携を設定する(Claude から Ganty を操作)
Claude Desktop / Claude Code から、自然言語でガントチャートを操作。MCPトークンの発行から動作確認まで完全解説。
Ganty は Model Context Protocol (MCP) に対応しています。Claude(Web・iPhone・Android・デスクトップ)からコネクタ機能でワンクリック接続でき、自然言語でガントチャートを操作できます。設定ファイルの編集は不要、全プラン無料。
MCP とは?
Model Context Protocol は Anthropic が策定した、AI とアプリケーションを接続する標準規格です。Ganty を MCP サーバーとして接続すると、Claude に「来週リリースするタスク一覧を教えて」「進捗50%のタスクを全部教えて」と話しかけるだけで、Ganty のデータを読み書きできるようになります。
最短: ワンクリックで接続(おすすめ・Web/スマホ/デスクトップ)
Claude のコネクタ機能を使えば、トークンのコピーも設定ファイルの編集も不要です。
- Claude を開き、設定 → コネクタ(Customize → Connectors)→「カスタムコネクタを追加」
- 接続先 URL に
https://ganty.app/api/mcpを入力 - 表示される Ganty のログイン/許可画面で「許可する」を押す
一度 Web で接続すれば、iPhone・Android・デスクトップの Claude アプリにも同期されます。(claude.ai のカスタムコネクタは Free(1つまで)/ Pro / Max / Team / Enterprise で利用可)
上級者向け: APIトークンで接続(Claude Code・Cursor・手動設定)
コネクタ機能が無いクライアント(Claude Code・Cursor)や、手動で設定したい場合は、以下の手順で APIトークンを使って接続します。
ステップ1: Ganty側でMCPトークンを発行する
Ganty ダッシュボード → 設定 → APIトークン を開き、「新規トークンを発行」をクリックします。発行されたトークンは1度しか表示されないので、安全な場所にコピーしておいてください。
ステップ2: Claude Desktop の設定ファイルを開く
macOS: ~/Library/Application Support/Claude/claude_desktop_config.json
Windows: %APPDATA%\Claude\claude_desktop_config.json
ファイルが存在しなければ新規作成します。
ステップ3: Ganty を MCP サーバーとして登録する
以下を mcpServers 内に追加します。
{
"mcpServers": {
"ganty": {
"type": "http",
"url": "https://ganty.app/api/mcp",
"headers": {
"Authorization": "Bearer YOUR_TOKEN_HERE"
}
}
}
}
YOUR_TOKEN_HERE をステップ1で発行したトークンに置き換えてください。
ステップ4: Claude Desktop を再起動する
設定ファイル変更後、Claude Desktop を完全終了して起動し直します。MCPサーバーが認識されると、ツール一覧に Ganty 関連のアクションが表示されます。
ステップ5: Claude から操作してみる
以下のようなプロンプトで動作確認できます。
- 「Gantyのプロジェクト一覧を見せて」
- 「ECサイトリニューアルプロジェクトのタスクを進捗50%以下で抽出して」
- 「来週月曜にデプロイする新しいタスクを追加して」
Claude Code から使う場合
Claude Code の場合、プロジェクトルートに .mcp.json を置けば自動認識されます。設定内容は上記と同じです。
計算ツール: get_critical_path / reschedule_and_propagate
CRUD系のツール(list_tasks/create_task等)に加えて、Gantyは「サーバー側で計算して返す」2つのツールを提供しています。LLMにタスク一覧を読ませて推論させるのではなく、Gantyが正しい数値を計算してJSONで返す設計です。
get_critical_path — クリティカルパスを取得
forward/backward pass で計算した確定値を返します。進捗(progress)を反映した「残り作業」ベースで計算するため、現在進行中のプロジェクトの実態に即した結果が得られます。
使用例プロンプト:
- 「今のプロジェクトのクリティカルパスを教えて」
- 「営業日基準(土日除く)で再計算して」 →
business_days: true - 「2026/07/01時点を起点に残り日程ベースで」 →
as_of_date: "2026-07-01"
戻り値: 順序付きクリティカルパス、各タスクの earliest/latest start/finish、slack、プロジェクト完了予定日。循環依存があれば計算せず error: "cyclic_dependency" と循環パスを返します。
reschedule_and_propagate — タスクをずらしたときの連鎖影響
あるタスクをずらすと、依存関係で繋がる後続タスクがどう動き、プロジェクト全体の完了日がどれだけ前後するかを計算します。デフォルトは dry_run(DBには書き込まず計算結果だけ返す)。
使用例プロンプト:
- 「決済機能の実装タスクを+3日ずらしたら、リリースは何日遅れる?」
- 「マイルストーンXを来週金曜まで動かしたら、影響を受けるタスクを教えて。実行はしないで」
- 「上記の提案で問題なさそうなのでDBに反映して」 →
mode: "commit"
戻り値: 各タスクの before/after、プロジェクト終了日の前後差、ピン留めタスクへの抵触(conflicts)。progress=100 のタスクは自動的にピン留め扱いとなり、押し出しが届くと conflicts に記録されて伝播しません。mode: "commit" で実行するときは Prisma トランザクションで「全件成功 or 全件ロールバック」、conflicts があれば書き込みません。
v1 の制限事項(計算ツール共通)
- 依存タイプは Finish-to-Start のみ
- 暦日基準デフォルト、
business_days: trueで土日を除外(祝日テーブル無し) - リソース別カレンダー対象外
- 複数期間タスク(extraSegments)は計算で無視
- 押し出しのみ伝播(no-pull cascade)。負のシフトで後続を引っ張らない
セキュリティについて
MCPトークンは Ganty の API キーと同等の権限を持ちます。第三者と共有したり、公開リポジトリにコミットしないでください。万一漏洩した場合は、ダッシュボードから即座に無効化できます。
関連ガイド・記事
よくある質問
MCP連携は有料プラン限定?
いいえ、全プラン(Free含む)で無料で使えます。
トークンが漏洩したらどうする?
ダッシュボードから即座に無効化できます。新しいトークンを発行して設定ファイルを更新してください。